マスロック・ポストロックが好き。

自分の好きなバンドについて自由に書いていくブログです。

シリーズ変拍子分析 #1 TTNG(This Town Needs Guns) 「26 is dancier than 4」

 

 

さっそく紹介していきます。記念すべき(?)第一回目の曲はこちらです。

 

TTNG(This Town Needs Guns) -「26 is dancier than 4」

 

一回目にどの曲を取り上げるか結構迷いましたが、最終的に「自分が変拍子にハマったきっかけになった曲」を取り上げるのがいいだろう、と思ってこの曲にしました。

まずはお聴きください、どうぞ。


This Town Needs Guns - 26 Is Dancier Than 4

 

どうでしたか。カッコいい曲ですね。

本当にこの曲を初めて聞いたとき、筆者は驚きました。

 

「余りにもギターが自由奔放過ぎねぇか・・・」と。

 

すんごい手数のフレーズが次から次へと尽きることなく曲中を流れていく、このスタイルは当時の筆者のバンドのアンサンブルやギターという楽器に対する固定観念を完璧に変えて、筆者はここからTTNG とマスロックにハマっていきました。

 

 

それでは拍子の分析に入っていきます。

・・・・と、その前に一つだけ、この曲名「26 is dancier than 4」について。

 

 この"dancier"というのは「踊りやすい、踊るのに適している」という意味の単語です。それを踏まえて敢えて訳すなら、

「26のほうが4より踊りやすい」

といった感じになります。

 

 この4とか26とかの数字は何のことを言っているのか、察しの良い方(というか、多分ほとんどの人?)はもう気づいていると思いますが、それは後半で明らかになります。

 

それでは、改めて拍子分析を。

 

まず、イントロの部分ですが、ここは4拍×3回で一周のフレーズです。まぁここには特に変拍子はないですね。

 

そして0:34~からは、いきなり拍子が変わります。ここでは7+7のあとに7+9で一巡しています。7+9の部分は7+7のときのフレーズの最後に2拍ぶん足したものなので7+7+2とも取れます。

 

1:12~のベース・ドラムが止んでギターのみが鳴っているところからはまた拍子が変わってわかりやすい3拍子です。ちなみに筆者はこのサビに入る前の所が好きです。この、忙しなかった展開が一度やんで、そっからベース・ドラム・歌が入るのを待ち構える感じがなんともいえません。)

 

あとはアウトロまで今の所の繰り返しです。ここまでで3回、拍子が変わっています(しかも0:34~のところは複雑拍子)。

 

そして、3:51~からのアウトロ。

 

実は前述した「26 のほうが4よりも踊りやすい」という意味はこのアウトロのことを言っています。

 

・・・このアウトロの拍子根気よく数えていくと、ここは16分の26拍子のフレーズ、だとわかります。(アウトロが始まってすぐのギターとドラムのみの部分で拍子を数えるのはちょっとめんどくさいので、4:02~あたりから数えるのをお勧めします。)

この26、というとんでもない拍子の割り振りは4:02~からのドラムパターンに沿って考えると、「5+5+5+5+6(=5×4+6)」と考えるのが妥当のように思います。

 長くなりましたが「26 is dancier than 4」というちょっと謎めいた曲名はアウトロのフレーズ、つまり拍子のことを指しています。それを踏まえて意訳すると、

 

「4拍子なんかより26拍子のほうが踊れるし、楽しいだろ?」といった感じになります。凄まじい鬼畜なマスロック精神が感じられます。筆者にはTTNGの所信表明のようにも取れます。

 

(筆者はこの前の新代田FEVERでのTTNGの来日公演でこの曲を聴きました。が、26拍子で踊れなかった気がします。26拍子ってどうやってノればいいんですかね?)

 

・・・というわけで第1回シリーズ変拍子分析のコーナーでした。いかかがでしたか?

また間が開いてしまうと思いますが、こんな感じでやっていこうと思います。今更ですが、変拍子って「分析」するもんじゃないような・・・。

今回は直球マスロックど真ん中の選曲になってしまいましたが、ポップスとかアニソンとかあまり変拍子のイメージのないジャンルで使われている変拍子にも触れて生きたいと思います。それでは。